インテル観戦旅行

YOUR GUIDE FOR FC INTERNAZIONALE MILANO GAMES
サンシーロのインテリスタ
2013-14シーズンのミラノダービー
正式名称 フットボール・クラブ・インテルナツィオナーレ・ミラノ
Football Club Internazionale Milano S.p.A.
愛称 インテル Inter
ネラッズーロ Nerazzurro
創設年 1908年
所属リーグ イタリア セリエA
Serie A
ホームタウン イタリア・ロンバルディア州
ミラノ
ホームスタジアム スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)
Stadio Giuseppe Meazza(San Siro)
スタジアムツアー
ミュージアム
あり
練習場 チェントロ・スポルティーヴォ・アンジェロ・モラッティ
Centro Sportivo Angelo Moratti
他クラブとの関係
主なライバルチーム
ACミラン(ミラノダービー)
ユヴェントス(イタリア・ダービー)
ファン熱狂度 (4/5)
アクセス難易度 (2/5)
公式ウェブサイト https://www.inter.it/

インテルについて

About FC Internazionale Milano
インテルの2019-20シーズンユニフォーム
1910年頃のメンバー記念撮影

1910年頃のメンバー記念撮影

マッシモ・モラッティ

マッシモ・モラッティ

インテル(FC Internationale Milano)は、イタリア北部ロンバルディア州の大都市、ミラノを本拠地とするクラブ。

クラブカラーは青と黒で、愛称はネラッズーロ(Nerazzurro)。クラブ創設は1908年、1929年にプロリーグとしての「セリエA」に参加して以降、唯一セリエBへ降格した経験のないクラブです。

同じくミラノを本拠とするACミランとは当然ながらライバル関係にあり、ミランとの試合はいわゆる「ミラノダービー Derby di Milano」として世界中が注目するビッグゲームです。

また、トリノを本拠とするユヴェントスとも激しい対立関係にあり、インテリスタ(インテルのサポーター)にはミラン以上にユヴェントスを憎む者も多くいます。

これまでスクデット(セリエA優勝)獲得18回、コッパ・イタリア優勝7回、UEFAチャンピオンズリーグ(チャンピオンズカップ時代含む)優勝3回と輝かしい歴史を誇り、2009-10シーズンにはジョゼ・モウリーニョの元でUEFAチャンピオンズリーグ制覇、続くFIFAクラブワールドカップも優勝するなど新たな黄金時代を迎えました。

しかしその黄金時代が訪れるまで、特に90年代〜00年代半ばは苦難の時代が続いていました。

1995年に会長に就任したマッシモ・モラッティ会長は、実父アンジェロ・モラッティが会長時代に築いた60年代の栄光を再来させるべく莫大な資金を投入していたものの、成績には結びつくことはありませんでした。一時は会長の座を追われる事態にまで発展したものの、2005年に復帰し、その年にスクデット(ユヴェントスとミランの八百長処分による繰り上げ)を獲得し、その後2009-10シーズンまでセリエA5連覇という偉業を成し遂げ、ついにモラッティのクラブへの愛が結実した時代が到来したのでした。

なお、モラッティは2012年に名誉会長へ退き、クラブの株式の70%を取得した中国・蘇寧電器グループのスティーブン・チャン(张康阳)が会長、クラブのレジェンドであるハビエル・サネッティが副会長を務めています。

2010-11シーズンの冬のメルカートでチェゼーナから長友佑都が移籍、その後2018年まで7年半在籍し、クラブの成績が安定しないこともあって出場機会に恵まれない時期もありましたがキャリア通算では201試合出場・9得点、ゲームキャプテンを数度務めるかどミラノの名門に確かな足跡を残しています。

サンシーロへの行き方&観戦方法

Getting to Stadio Giuseppe Meazza (San Siro)

スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ、通称サンシーロはミラノの市街地の少しはずれにある、ミラノ市が保有するインテルとACミランのホームスタジアム。

1925年に建造された古いスタジアムですが、1990年のFIFAワールドカップ・イタリア大会の開催に併せて大規模な改装が行われて今のようなスタイルとなりました。

イタリア国内では最大規模の約80,000人を収容可能。赤い鉄骨の屋根が印象的で、内部は3階層(一部2階層)でかなりきつい傾斜がついています。陸上トラックのないサッカー専用スタジアムなので、上のほうの席でも比較的見やすくなっています。

ミランとインテルの歴史を紹介する博物館も併設されていて、試合開催日以外はスタジアムツアーも随時催行されています。

「ジュゼッペ・メアッツァ」の名称はインテルとミラン両方で活躍した同名の名選手から。

「サンシーロ San Siro」とはこれはもともとこの地区の名称。現地でもスタジアムのことを呼ぶときは「サンシーロ」の呼称が多く用いられます。

ちなみにスタジアムから見える向かいの広大な敷地は、ミラノ大賞典などが開催れ、日本でもおなじみのミルコ・デムーロやランフランコ・デットーリが活躍する「サンシーロ競馬場 Ippodromo di San Siro」です。

スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)外観
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)シートマップ

サンシーロへの行き方

ミラノ市内から

ミラノ市内のトラム

ミラノ市内を走るトラム。1920〜30年代に製造されたレトロな車両が今も現役で多く運用されています。

最寄り駅は地下鉄M5線(紫)のサンシーロ・スタディオ駅(San Siro Stadio DAZN)とサンシーロ・イッポドローモ駅(San Siro Ippodromo)。

M5線は市内中心部をやや外れる路線ですが、、ロット駅(Lotto)でM1(赤)、ガリバルディ駅(Garibaldi FS)でM2線(緑)、ザラ駅(Zara)でM3線(黄)にそれぞれ接続しています。

トラム利用の場合はドゥオーモ前から15番でセジェスタ広場(Piazzale Segesta)まで行き、接続バスに乗るか徒歩。かつて最寄り駅だったM1線(赤)のロット駅(Lotto )からは徒歩15〜20分です。

ミラノ中央駅(Stazione Milano Centrale)からはM2線のAssago/Piazza Abbiategrosso行きでガリバルディ駅まで行って、M5線に乗換。

ドゥオーモからはM1線のRho Fieramilano行き(Bisceglie行きの場合はPaganoで要乗換)でロット駅まで行き、M5線に乗り換るか、徒歩で向かいます。

試合終了後は地下鉄・トラムともに非常に混雑しますが、夜だとトラムは方向を間違いやすいので注意。臨時トラムが多く、普段は表示されている系統番号が出ていないこともあります。

ミラノの公共交通(地下鉄・近郊列車・トラム・バス)の料金は統一されていて相互利用が可能です。

料金はゾーン制で、ミラノ市内全域(サンシーロ含む)はMi1-3ゾーンに含まれるのでゾーンまたぎはありません。1回券(90分間有効 Biglietto ordinario)は2.00ユーロ、1日券(Biglietto giornaliero)は7.00ユーロです。

2019年からは以前は出来なかったバス→地下鉄の通し利用も可能になり、ゾーン内かつ時間内であればどの方向でも乗車できる実質乗り放題のシステムに移行しています。1回券を使って市内からサンシーロへ行く場合は、帰りに混雑で乗車券を購入できない可能性があるので2枚用意しておくことをオススメします。

日本からサンシーロへ

ミラノの名前が付く空港は3つありますが、使うことが多いのは郊外のマルペンサ空港(Milano-Malpensa/MXP)とリナーテ空港(Milano-Linate/LIN)。

マルペンサ空港は市街地からはやや離れますが、アリタリア航空が東京/成田から、ANAが東京/羽田からそれぞれ直行便を飛ばしています。

リナーテ空港は市内にあり、主にヨーロッパ内のフライトが発着しているので、ドイツなどを経由して来る場合はリナーテ発着にするほうが便利。

直行便、経由便と選択肢はかなり多いので、時間帯や効率、費用などを総合的に勘案して利用するフライトを決めることができます。

所要時間が短いのはアリタリア航空、ANAの両直行便ですが、効率を確保しつつも費用重視の場合は、エミレーツ航空(EK)、カタール航空(QR)、ターキッシュエアラインズ(TK)などがオススメ。フライト時間はやや長くなりますが、いずれも出発は行きも帰りも夜なので同じ旅行日数でも日系・欧州系よりも現地滞在時間は長くなるケースがあります。

インテル練習場「チェントロ・スポルティーヴォ・アンジェロ・モラッティ」への行き方

チェントロ・スポルティーヴォ・アンジェロ・モラッティ

インテルの練習場は「チェントロ・スポルティーヴォ・アンジェロ・モラッティ Centro Sportivo Angelo Moratti」(ラ・ピネティーナ La Pinetinaとも)はミラノ中心部から北へ約45キロのアッピアーノ・ジェンティーレという町にあります。

練習は基本的に非公開ですが、ゲート前で選手の出入り・出待ちをすることが可能です。周囲には何も無いので、長時間待機する場合は飲み物などを事前に調達しておくと良いでしょう。

公共交通機関でのアクセスは難しく、専用車を事前手配するか、レンタカーで自分で運転して行くかが基本になります。

車を使わずに自力で行く場合は、ミラノ・カドルナ駅からヴァレーゼ方面行きの列車でモッツァーテ(Mozzate)まで行き、駅前からコモ行きのバス(C62系統)に乗り、ヴェニアーモ・スペリオーレ・ヴィア・ダンテ(Veniamo Superiore-Via Dante)で下車します。バス停から少し北(バスの進行方向)に歩くと交差点があり、そこを左折してスポルト通り(Viale dello Sport)を15分〜20分ほど歩くと到着します。バスは1時間に1本しかないので、帰りの時刻表も確認してから行くようにしましょう。

インテルをより深く応援するために覚えておきたい歌

Chants and Songs of FC Internazionale Milano

C'È SOLO L'INTER

試合開始直前にスタジアム全体で合唱する、インテルのクラブアンセム。

とにかくインテルへの愛と忠誠が繰り返し歌われる歌詞。

試合によっては試合前に「PAZZA INTER」を歌い、試合終了後にC'È SOLO L'INTERを歌うこともあります。

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