正式名称 | レアル・マドリー・クルブ・デ・フトボル Real Madrid Club de Fútbol |
愛称 | エル・ブランコ El Blanco ロス・ガラクティコス Los Galacticos |
創設年 | 1902年 |
所属リーグ | スペイン ラ・リーガ(リーガ・エスパニョーラ) Liga Española |
ホームタウン | スペイン・マドリード州 マドリード |
ホームスタジアム | エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ Estadio Santiago Bernabéu |
スタジアムツアー ミュージアム |
あり |
練習場 | シウダード・レアル・マドリー Ciudad Real Madrid |
他クラブとの関係 主なライバルチーム |
FCバルセロナ(エル・クラシコ) アトレティコ・マドリー(マドリード・ダービー) |
ファン熱狂度 | (4/5) |
アクセス難易度 | (3/5) |
公式ウェブサイト | https://www.realmadrid.com/ |
レアル・マドリーについて
About Real Madrid世界中にファンを持つ、元祖「銀河系軍団」、レアル・マドリー。
世界一収入のあるクラブでもあり、潤沢な資金を惜しみなく戦力補強に投入し、これまでリーガ優勝は同国クラブで最多の33回、国際大会ではUEFAチャンピオンズリーグを6回制覇(前身のチャンピオンズカップも含むと13回)、FIFAクラブワールドカップも4回制覇とそれぞれクラブ別歴代最多のタイトル数を誇ります。
1902年のクラブ創立時は「マドリード・フットボール・クラブ Madrid Foot-ball Club」という名称で、1920年に当時のスペイン国王アルフォンソ13世から「レアル」の称号を与えられたことで現在のクラブ名となりました。ちなみに、日本では「レアル」というとレアル・マドリーを指すことが多いですが、本国ではレアル・マドリーを「レアル」とだけ呼ぶことはなく、最初の「ラ・レアル」の称号を与えられたレアル・ソシエダのことを指します。
スペインにおいては常に最強・常勝の名をほしいままにするクラブではありますが、特に2000年以降のフロレンティーノ・ペレス会長就任以降は圧倒的な資金力で次々に有名選手を獲得し、もはや地球上にレアル・マドリーを倒せるクラブは存在しないという意味で「銀河系軍団」と呼ばれるに至りました。
2000年にライバルのFCバルセロナからルイス・フィーゴを引き抜いた際にはダービー(エル・クラシコ)でコーナーキックの際に豚の頭が投げつけられるほどに波紋を呼びました。2001年にはジネディーヌ・ジダン(ユヴェントス→)、2002年にはロナウド(インテル→)、2003年にはデイヴィッド・ベッカム(マンチェスター・ユナイテッド→)とビッグネームが次々にレアル・マドリーに加入しています。
サンティアゴ・ベルナベウへの行き方&観戦方法
Getting to Estadio Santiago Bernabéuレアル・マドリーのホームスタジアム、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ(Estadio Santiago Bernabéu)はマドリード市街地北部のチャマルティン地区にあります。
スペイン内戦で崩壊したかつてのホーム、エスタディオ・チャマルティンが1947年に再建され、1955年に当時の会長であったサンティアゴ・ベルナベウの名を冠して改称されました。なので、ぱっと見では分かりませんが意外と古いスタジアムでもあります。
2012年から大規模な改築計画が進んではいるものの、マドリード市との訴訟沙汰や高騰する費用などが原因で度々延期となっており、2019年にようやく約5億ユーロ(約600億円)を投じた工事が開始されました。当初の予定よりは規模は小さくなったものの、工事期間中もスタジアムは利用し続け、2023年に完成予定となっています。
現在の収容人数は約81,000人で、6層に分かれています。キャパシティが大きいこともあり、バルセロナ戦やUEFAのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント以降以外では比較的どのカテゴリーでもチケットは入手しやすいスタジアムです。
専用スタジアムなのでピッチが非常に近く、上の階層に行けばいくほど傾斜もきつくなります。上の階層でも全体は概ね見渡すことはできますが、600番台・700番台のセクションでは値段は下がるかわりに一部屋根の鉄骨が邪魔になることがあるのでお勧めはできません。
お勧めは200〜400番台セクション(ほどよい高さ・傾斜で見やすい)で、よりピッチレベルで見る場合は100番台も良いと思います。
DANGAN FOOTBALLではケータリングでの食事とドリンクの付いた特別パッケージもご用意しています。シーズンによってセクション番号は変わりますが、概ねピッチサイドすぐのセクション(100番台)指定と、400番台セクションの専用ルームでの観戦の2タイプのご用意となります。
サンティアゴ・ベルナベウへの行き方
マドリード市内から
エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウはマドリード市街地北部のチャマルティン地区で、一般的にマドリードの観光で行くエリアからはやや離れています。
マドリードはヨーロッパでも有数の大都市のひとつで市街地エリアも広いので、どこを拠点にするかによってスタジアムへのアクセスも変わりますが、マドリード地下鉄(Metro de Madrid)10号線のサンティアゴ・ベルナベウ駅がスタジアムのど真ん前にあるので非常に便利です。
地下鉄10号線は市街中心部の北部をかすめて北の郊外と西の郊外を結ぶ路線なので、プエルタ・デル・ソルやマヨール広場周辺からは一旦北上してTribunal駅やPlaza de España駅で乗り換えが必要です。
スペイン国鉄(RENFE)アトーチャ駅からも同様で、一旦地下鉄3号線で北上し中心部を横切り、Plaza de España駅で10号線に乗り換えます。
もしくは、セルカニアス(Cercanias パリのRERやドイツ都市部のSバーンに相当)という通勤電車も利用可能。最寄り駅はNuevos Ministerios駅で、スタジアムまで約800メートル(徒歩10分)。ただ、マドリード地下鉄とは運営が別なので料金体系・チケットも別なのがややこしいところ。
マドリード地下鉄のチケットは専用ICカード「Tarjeta Transporte Público/Tarjeta MULTI」のみで、初めて利用する際に駅の自動販売機でカードを購入する必要があります(2.5ユーロ・デポジットではなく購入)。このカードにさらに利用するチケットタイプを購入・登録し乗車します。(つまり、電子マネーのように金額をストックするのではなく、その都度購入・登録が必要)
チケットタイプは1回きりの「Billetes sencillos/1JOURNEY」、10回乗れる「Billetes de 10 viajes/10-JOURNEY」、指定した日数乗り放題になる「Billetes turísticos/TOURIST TICKET」があるので、滞在日数や利用頻度を考えて購入します。
マドリード市街地はほぼ料金ゾーンAでカバーされ、1回券は1〜5駅までで1.5ユーロ、最大10駅までで2ユーロ。駅数制限なしでゾーン内移動可能(1方向のみ)なものは3ユーロ。ただ、自動販売機では駅名を選択して購入できるのでゾーンはそれほど意識しなくても大丈夫です。
尚、カードは1枚を複数人で同時利用できるので、3枚分のチケットを購入・登録しておけば1枚だけで3人で同時に移動可能です。
日本からサンティアゴ・ベルナベウへ
レアル・マドリーの試合観戦のためだけに行く場合は、マドリード・バラハス空港発着のフライトを確保することになります。
現在、イベリア航空(IB)が東京/成田〜マドリードの直行便を週5便運航していて、2020年6月からはデイリー運航となります。
直行便の所要時間は行きが約14時間、帰りが約13時間です。
経由便の場合、所要時間が最も短くて済むのはパリやウィーン経由のルート。ただ、ヨーロッパ内経由であればどこを経由してもさほど所要時間の差はないので、希望の時間帯や航空会社を選択できます。
コスト重視にする場合はエミレーツ航空(ドバイ経由)、カタール航空(ドーハ経由)、ターキッシュエアラインズ(イスタンブール経由)あたりがお勧めです。欧州内経由に比べて所要時間は3〜5時間程度長くなりますが、いずれも日本発が深夜帯(22〜0時台)なので仕事終わりの出発も可能です。